Google Chromeに関するメモ。
はじめに
Google Chormeのセットアップファイルが500KBを切ってるけど、これはネットワークからダウンロードしてインストールするタイプだから実際はもっとありますよ。
んで、インストールする前に気を付けてほしいことは、利用規約の画面にあるチェックは規約同意チェックではないということ。
オプション: 使用状況データと障害レポートを Google に自動送信して Google Chrome の機能向上に役立てる。
Googleに自動的にデータが送られるので、それが嫌だという人はチェックを入れないように。あとから設定で変更することもできます。
このエントリは、公式の紹介ページで取り上げられていないものを書いてますよ。
スクリーンショットと気になった機能
インポート先はInternet ExplorerとMozilla Firefoxの2つだけです。OperaとSafariは表示されませんでした。
ブックマーク
Google Bookmarksとの連携はないようです。タグ管理はできないようですが、Firefox3のそれと同じような操作感覚です。
Speed Dialのようなものの正体
これはよくアクセスするページのサムネイル表示、まあFirefoxの"よく見るページ"、OperaのTOP10に該当するもので、Speed Dialのような使い勝手はありません。
全文履歴検索
これが売りだと言ってもいいような気がします。Google ChromeはOpera同様全文履歴検索ができます。しかも、サムネイル表示・アクセスした日付も表示されます。
これはGoogle Web Historyに依存しないようです。
シークレットウィンドウ
IE8で搭載されたInPrivate Blocking・Safariのプライベートブラウズにあたるものです。
スパイウェア対策ソフトでよくつかわれるエージェントのイメージがウィンドウ左上に表示されます。
シークレット モードが他のユーザー、サーバー、ソフトウェアの動作に影響することはありません。ただし、次のような相手には注意してください。
- ユーザーの情報を収集、共有するウェブサイト
- ユーザーがアクセスしたページをトラッキングするインターネット サービス プロバイダや雇用主
- 無料ダウンロードなどと一緒にインストールされ、キーストロークを記録するマルウェア
- 見張りの秘密諜報員
- 背後にいる人
タブをD&Dでウィンドウの外へやると、、、
Operaのように、タブをD&Dでウィンドウ外にやると別のウィンドウとして開きます。
操作感覚はほとんどOperaに近いといってもいいんじゃないんですかね。
DNSプリフェッチ機能
オプション→高度な設定に、"DNSプリフェッチを使用してページの表示速度を上げる"とあります。2005年、Firefoxを対象に提供されていたこの機能、いったいどういうものかというとその名の通り"先読み"。リンク先のページを先読みします。えーっと、まあ、どういうものかっていうと、たとえばGoogle検索でOperaと検索しますよね?そしたらそこに表示される結果先を先読みするんですよ。
ここで注意することは、先読み先のページのCookieすら取得するってことでしょう。まあ、それ以前に無駄に帯域食らうと思います。名前解決だけでした。
そして、これ、デフォルトで有効になってます。
開発/管理
ナウいブラウザは開発ツールを搭載するようです。
Google Chromeの開発ツールはJavaScriptデバッグとJavaScriptコンソールのシンプルなものです。以下はJavaScriptコンソールです。Safariの開発ツールみたいな外観ですね。WebKit使ってるから当たり前か、、、ソースにAppleって書いてあるし。
Safariのようなタイムライン表示ができます。
タスクマネージャは各タブごとの消費メモリ・CPU負荷率・ネットワーク状況を表示します。また、タブのプロセスを終了させることができます。統計情報はabout:memoryのことです(詳細は以下)。
aboutスキーム
Google ChromeはFirefoxやOperaのようにaboutスキームがあります。
- about:plugins
- ActiveX Plug-inが表示されるのだけど、どういうこと?
ActiveXも範囲内なの?ActiveXはサポートしていないとのこと
- ActiveX Plug-inが表示されるのだけど、どういうこと?
- about:cache
- URIが表示されるだけ。
- about:memory
他にもあります。
- Google Chromeのaboutページ一覧 - TERRAZINE
なかでもabout:memoryがすごいです。
about:memoryは起動中のブラウザのプロセスを表示します(Internet Explorer/Firefox/Opera/Safariが対応)。
これで各ブラウザのメモリ消費量対決が簡単にできますね。
検索エンジンの編集
アドレスバーを右クリックすると、検索エンジンの編集ができます。オプションからも開けますよ。
これは検索エンジンの追加とキーワードの編集が行えるものです。ええ、勘のいい人はわかったと思いますが、Operaのように(Firefoxにも搭載されたけど)「g ***」で検索できるようになります。キーワードはデフォルトではURIになっているので、自分で編集しないといけません。
使用するフォルダ
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\Chrome
ここに履歴やらCookieやらが入ってます。XPだとDocument and Settingsですね。
ちなみに、Google Chromeはインストール先がDocument and Settings下です。
なお、Google Chromeをアンインストールした後、同梱されているGoogleUpdate.exe*1は削除されません。自分で削除してください。