言語圏によるOperaの(情報の)違い。

まず、最初のリリースから一年がたとうとしているopera:configに解説文を(ryことoconfigCSS-jaですが、これは元々Xtpeakという方が作ったcssを私が勝手に翻訳したものです。元のファイルは、私が今でもやっているように毎回更新しているわけではないので、とぎれとぎれのリリースが(原作者以外の手で)続いていました。それが最近になってcssからlngに変わりました。lngにすることで、"operaスキームを弄ることが出来る(opera:cacheにサムネイルを表示できる)""Ver.管理が楽になる(同一のファイルで複数のVer.をサポートできる)"という利点があります。その利点を考えると、cssやめちゃおうかなーって傾くのですが、lngにしちゃうとファイルの構造を常に把握する必要がありそうなのでやめておきます。それ以前にやりたくありません。


さて、次にoAutoPagerizeです。日本語圏ではおなじみですが、なぜか中華圏でも独自にsiteinfoを作って利用されています。しかし英語圏やロシア語圏では知られていないようです。
これはおもしろい現象で、日本語圏発のものが中華圏に渡ったのは何人かの日本語が達者な人たちが伝えたものだとして、英語圏やロシア語圏に伝わらなかったのはこれら言語圏のOperaユーザーがAutoPagerizeの存在を知らなかったからだと思われます。AutoPagerize自体アルファベットの文字列です。しかし、まずこんな単語を思いつくはずがありません。実際、英語圏で使われているgoogle-pager.jsは"Stream Google results"を元にしているわけでして、関連単語が導き出せないAutoPagrize*1は英語圏に届きにくいでしょう。さらに、AutoPagerizeGreasemonkey Scriptです。Operaユーザーは普段使うことがないGreasemonkey Scriptその多くについて知っているはずがありません。Greasemonkey ScriptであるAutoPagerizeから派生した、Operaに特化したUserJS・oAutoPagerizeがそんな環境下で知られるはずがない。oAutoPagerizeの単語を今まで英語・ロシア語圏で見たことがない(1回だけ見たことがあるけど)のは、そういうことからなのでしょう。
ちなみに、ロシア語圏はコミュニティそのものは独特ですが情報に関しては英語圏とつながっています。逆に、日本語圏は他言語圏を網羅していますが、他言語圏からは認知されていません。
#そこでいつも思うのは、タブ無しで極限まで画面を広く使おうとする変態Operaユーザーの存在を、彼らが知ったらどう思うのだろうか、と。

追記

中華圏についての言及が少ないので。
とはいっても、実はあまり書くことはない。"何人かの日本語が達者な人たちが伝えたものだとして"と言ったのは、日本語圏向けのサービスを利用している方々がいるからという、納得をしているからです。FC2やらpixiv、ニコニコ動画などをあちらさんが利用していることは知っていても、それらをどうやって彼らが知ったのかはわかりません。それと同じことです。

  • 日本語圏は英語圏にも観測範囲を持っている。しかし幅は狭い。
  • 英語圏はWebを全て網羅している、わけではない。
  • ロシア語圏は英語圏から情報を取得する節がある。
  • フランス語圏やドイツ語圏は英語と両立させることが多々。
  • 中華圏は英語圏から情報を取得するだけでなく、それを丸々コピーすることがある。観測範囲は広いが偏っている。

インターネットですから、他言語圏を見ないわけにはいきませんよねー。

*1:本家は「loading next page and inserting into current page.」と紹介文に書いてある。