WallProxy導入方法(主にMac向け)。

追記

Wallproxyは2011年4月になくなったようです。
代替としてはWallproxy-pluginとgoagentがあります

GAppProxyの改善版。
GAppProxyはポート80とポート443だけしか使えなかったり、HEAD/GET/POSTメソッドが使えてPUT/DELETEができなかったり、バイナリファイルをアップロード出来なかったりらしい*1
本当はGAppProxyのMacでの使い方を紹介しようとしたのですが、GAppProxyのMac向け解説記事が数少ない+古いこともあって、比較的新しいWallProxyの記事を参考に日本語で紹介しようというわけです。

準備

Google App Engineに登録

まず、Google App Engineに登録します。電話番号とか聞かれちゃいます。

先に進めると、Application IdentifierとTileを入力することになります。

Titleはなんでもいいですが、Identifierはあとで使うのでちゃんと覚えておきましょう。

I accept these terms.にチェックを入れてSaveすれば、一段落。

インストールしておく、必要ファイル

言わずもがな、以下2つはMac版をインストールしてください。

設置

ファイルの編集

wallproxy.tar.gz.gzを解凍してください。
解凍後、wallproxy/gae_server/app.yaml*2がありますので、このファイルをエディタで開いて編集します。エディタと関連付けられていないので、エディタのアイコンにD&Dすればいいでしょう。
開くと、上4行がこのようになっています。your-gae-idを、先程取得したApplication Identifierに置き換えましょう。

application: your-gae-id // Application Identifierをここに書く
version: 1
runtime: python
api_version: 1


次に、wallproxy/local/proxy.confを開いて、5行目から10行目くらいにある以下を編集してください。

# Set GAE server, you can set up multiple 
GAE_PROXY = [{ 
'Url': 'http://gae-twitter.appspot.com/fetch.php', //gae-twitterをApplication Identifierに。
'Key':'', 
'Proxy': {}, 
}]
ファイルを設置する

GoogleAppEngineLauncherをダウンロードして、インストールしてください。
インストール後、同アプリケーションを起動し、「メニュー」→「File」→「Add Existing Application」を選んでください。
その後、以下の画面が表示されるので、Pathにwallproxy/gae_serverを指定してください*3。そして、Portは8086に変更してください。
f:id:amatanoyo:20101110133412p:image
Addをクリックした後、ウインドウ右上にあるDeployをクリックしてください。なお、この時Googleアカウントの認証を行ないます。


アップロードが完了したのであれば、proxy.pyを起動してください。

ブラウザ側の設定

ブラウザの設定でプロクシ127.0.0.1、ポートに8086を入力すれば完了です。

AutoProxyと併用する場合の注意点ですが、pacファイルを使用するとプロクシを指定できないという状況があるかと思います。
その対策として、以上で編集したproxy.confの20行目に、AutoProxyを使用する設定があるので、以下のように#を消してコメントアウトを解除しましょう。

AUTOPROXY_LIST = ('http://autoproxy-gfwlist.googlecode.com/svn/trunk/gfwlist.txt',)

おわりに

以上でWallProxyの使い方の紹介は終わりですが、たぶんWindowsでも同様の方法で使えるかと思います。

*1:WallProxyのページに書いてあったので

*2:wallproxyフォルダ下にある、gae_serverフォルダ中の、app.yamlという名称のファイル。

*3:wallproxyフォルダをどこに置くかはお任せします。