StatCounter Global StatsでOperaのシェアを調べよう。

なーんてことやるのは、私だけなんでしょうね、ええそうですね。


さて、出だしからロシアをみます。ちなみにRussian Federationです。
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ロシアではOperaとFirefoxは同程度のシェアだと知っていたのですが、何このOpera独走状態。


さてさて、中国も見てみましたがOperaのシェアは低かったです。平行線だったのであえてスクリーンショットは撮りませんでした。*1
面白いのは共産圏ですね。たとえばキューバ。
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FirefoxよりもIceweaselのシェアに目がいきます。
次に北朝鮮。
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2008年7月11日から21日までの10日間しかデータがありませんが、見事な一直線。素晴らしいとしか言えません。


さてさてネタはここら辺にして、「Operaのブラウザシェアは新興国で多い」という話ですがちょっと誇張された感じがしました。新興国と言われたらBRICsとかいう4カ国が思い浮かぶと思いますが、StatCounter Global Statsで調べるとロシア以外は大した変動がありません。東欧やNIEsではどうだろうと調べたら、あまり期待した動きがないんですよねー。でもロシアだけが凄いってことは、ロシア語圏はどうなんだろうと思って、ウクライナ*2カザフスタン*3を調べてみたら、、、。
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上がウクライナで下がカザフスタンです。


ええ、新興国というよりロシア語圏でのシェアが伸びていることがよく分かります。
では、このシェアを支えるOperaはデスクトップでしょうか?モバイルでしょうか?答えは、おそらくモバイルでしょう。

真相はどうであれ、いろいろ調べていたら、こんなものを見つけました。

モバイル関係はよく知らないのですが、まさかここまでするとは。調べてみたら、画面が回転できたりショートカットキーを設定できたりと、本家より多機能だとかで(2007年段階)。


Operaのシェアが増えているのはOpera MiniやらMobileやらが元なのでしょうが、Firefoxとのシェアが激変しているあたりは一体どうなっているのかなぁと。もしかしたら対象個数が少なすぎたのでしょうか。それにしてもロシア語圏でOperaのシェアが大きいのは、ロシア語圏での携帯電話普及率が大きく関係しているとしか思えないですね。

追記

ただ、新興国のPC市場ではOperaのシェアが高く、特にロシアでは30%のシェアがあります。これはFirefoxよりも高いシェアです。

国によってばらつきがありますが、グルジアなど旧ソビエト圏はたいてい高く、国名に「スタン」と付く国――、カザフタン、タジキスタンなどではOperaが広く使われていると言われています(笑)

と、富田さんが言っておりますが、新興国とは言い過ぎかなーと。しかし、30%のシェアがPC市場と言われると侮れない気がしてきましたよ。

ネタとして、

韓国(South Korea)のブラウザシェアにはWindows Media Playerがあります。

*1:中華圏はIEに最適化されたサイトが多いので、IEがダントツでした。

*2:ロシア系民族が多い

*3:公用語がロシア語