アドレスバーを消そう!
変態は常に新しい分野に向けて何らかの行動を起こしている by 数多世界
スクロールバーを消そうとか言って、今度はアドレスバーとか頭おかしいだろお前とか思ったそこのあなた、なぜアドレスバーを使っているのですか?
まあ、私自身アドレスバーをまだ消した訳じゃないのですが、アドレスバーを"消したも同然"につかう方法をやっと見つけたためこの記事を書いたわけです。
事のいきさつ
数多研究録。
2008年
見た目をFirefoxに変える設定ファイルパック(現在は公開停止)を作っていた2008年の夏にさかのぼります。
2007年突如現れたタブ非表示の風潮に困惑する中、表示領域を更に広げようとする傾向*1を見据えた数多は、最大の難所アドレスバーを如何に処理するかを考えていました。
アドレスバーはURLを見るためには必要な上、httpsなどを確認するというセキュリティ上欠かせない存在でした。
そんな中、数多はOperaユーザーの中でも変態的ネットサーフィンをやっているので、既に代替手段を見いだしていました。
しかし、それを再現する方法を当時の数多は見いだせませんでした。
2010年
表示領域絶対主義によってもたらされた、スクロールバーを消すという慣習が広く受け入れられた一方アドレスバーをも消すという行動は流石に躊躇されている模様。
そこで数多、何を思ったか昔の試行錯誤を今こそ掘り返すべしとして立ち上がったわけです。
アドレスバーを消したも同然にする
前置き長すぎだろ、とか思わないでー。
さて、ここから本編。
変態的ネットサーフィンによって数多が何を知ってどう解決したのかがここでの注目点。
おそらく誰も関心を向けたことがないでしょうが、Operaのポップアップウィンドウが鍵です。
なぜ、Operaのポップアップウィンドウはアドレスバーがないのでしょう?
いえ、実はあるんです。あれは折りたたんであるのです。
それをやっと通常使用でも再現できる方法を見つけたので、書き出します。
やり方
これがインストール直後の状態。
まずはアドレスバーを、右クリック→カスタマイズ→外観の設定から消す。*2
次に、設定→詳細設定→ツールバーの順に開く。
すると、standard_toolbarが選択されているので、Opera Standardを選びOKを押す。
そうすると、なぜかOpera Standardはデフォルトのtoolbar.iniを使用しているはずなのに、アドレスバーが表示されない。
そこで、アドレスバーを表示する。
その後、またしても、設定→詳細設定→ツールバーの順に開き、今度はstandard_toolbarを選択する。
すると、こうなる。(ここまできたらタブは消しても大丈夫です。)
どうですか?ドメインがちゃんとわかりますでしょ?
しかもこれ、SSLとかEVとかもちゃんとわかるんです。*3
欠点
ドメインバーと仮に名付けますが、このバーはクリックできます。
できますが、やってしまうとアドレスバーが表示されてまた同じような操作をしなければなりません。面倒ですね。
toolbar.iniの中身
とかいいつつ、実は以下のtoolbar.iniを保存して使えば、上のような操作をしなくても使えます。
ちなみに、Operaの設定ファイル中ではアドレスバーはドキュメントバーとなっています。
Opera Preferences version 2.1 ; Do not edit this file while Opera is running ; This file is stored in UTF-8 encoding [Pagebar.alignment] Alignment=0 Auto alignment=0 Old visible alignment=2 Collapse=1 [Document Toolbar.alignment] Alignment=0 Auto alignment=0 Old visible alignment=2 Collapse=1
アドレスバー、邪魔だと思ったら消しましょう!
というわけで、アドレスバーは消せます。
というよりは、必要な情報だけ表示できる別のものに置き換えることが出来ます。
これであなたも解脱進化できますね!