新聞のようにRSSを読める、もうひとつのapp "The Early Edition"

Acrylic Timesについては、既に詳説したが、今度は同種のappであるThe Early Editionについて書いておく。

The Early Edition 1.2.0(iOS 4.0 テスト済み)
カテゴリ: ニュース
価格: ¥600 App
更新:2010/06/25

The Early Editionは、日本でiPadが販売される以前からリリースされていたappだ。
これもやはり新聞を読むかのようなスタイルでRSSを購読できる。


ごてごてしくThe Early Editionとタイトルを冠しているが、この部分は個別のRSSを表示するとそのタイトルに置き換わる。
上にあるカレンダーアイコンと、その右隣にあるLast fetch / Today /All datesで表示記事を絞ることができる。Feedsは購読しているRSSの一覧だ。
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Acrylic Timesとちがって、記事の配列は自動的に決定される。
そして、一覧は画面下のスクロールバーで遷移する。iBookのような紙をめくる効果もあるが、それがバーで操作するとなるとむしろ邪魔に思える。
しかし、The Early Editionは決して重くない。いや、軽い。
だが、一挙動がかくついているので、頼りなく思えてしまうだろう。
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The Early Editionは横表示に対応しているが、正直それは勧めない。なぜならば、このサイドバーが必ず表示されるし、これだとMobileRSSを使ったほうが幾分かマシにも思えるからだ。折角のUIが台無しだ。
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The Early Editionもまた、単独でRSSを取得するappだ。
OPMLでインポートできるし、Google Readerからもインポートできる。フォルダ管理もできるが、さて、そんなことをしては益々このappの魅力が削がれてしまうから、やめておこう。
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これが個別記事を表示したときだ。
Acrylic Timesとは違い、ボタンは全て右上に置かれる。左上が紙のように巻かれているが、これは単なる演出に過ぎない。
なお、The Early EditionはInstapaperのみに対応している。
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このように、The Early Editionもまた、新聞のようにRSSを読むことができるが、気になる点が3つある。

  • フォントが固定化されていること。
  • 記事の配列が日本語と合わないこと。
  • 縦にしないと望ましい効果が得られないこと。

価格を比べればこちらの方が安いが、美しさを扱いやすさでAcrylic Timesを私は推す。
だが、どちらにしても、新しい体験をさせてくれる良質なappであることには違いないだろう。

web上にある、画像の特定の仕方。

これが答え。


と、言ってしまってもいいのだけど、もう少し突き詰める。

TinEyeを使う

類似画像検索は、TinEye以外にもたくさんありますが、TinEyeは同一画像*1の検出ができる優れものです。
で、おおよそこれで解決できます。
というと、嘘になります。


TinEyeを使えば、確かに同一画像を検出できますが、どれが本当の出処であるかなんてことはわかりません。
なので、ひとつひとつリンク先の掲載ページを見ることにしましょう。

画像が貼ってあるページにヒントがある?

もし、画像が貼ってあるページが出処でなく、見知らぬページだったら?


おおよそ、画像があるということは、誰かがそこに貼りつけたということですから、その貼り付けた人による何らかのコメントや、あるいは貼り付けた履歴が残っていると考えられます。
ということで、いったいどういうところに掲載されていて、どういうコメントが書かれているかを見てみると、おおよそ答えが得られます。

それでもわからないときは?

どうしても出所がわからない!というときは、最終手段。画像のファイル名で検索します。
転載された画像の多くは、元のファイル名のまま転載されることがありますから、そのファイル名でどこが出所かすぐに分かる場合があります。例えば、数多くあるイメージアップローダーにはファイル名を書き換えるものもありますね?
最低でもファイル名さえわかれば、どこからファイルがアップロードされたのか、あるいはどこで元々掲載されていたのか、ということがわかるのです。

それでも見つからない場合は?

TinEyeが補足していない画像であったり、Googlebotがクロールしていないファイル名だったり、そういったものは手におえません。
誰かに聞くくらいしか、手段は残っていません。


素直に諦めたほうが無難です。

*1:サイズや画質の違いはあれど、写している内容が一致するという意味。