GAppProxy導入方法。

GFWのせいで国外のサイトが見られない!っていう人のためのプロクシGoogle App Engineプロクシとして使うもの。略称はGAP
この方法を使うことで中国に滞在していてもtwitterが見られます。
以下はWindows用の解説。
Mac向けはこちら。*1

はじめに

まず、Google App Engineに登録します。電話番号とか聞かれちゃいます。

先に進めると、Application IdentifierとTileを入力することになります。
Titleはなんでもいいですが、Identifierはあとで使うのでちゃんと覚えておきましょう。
I accept these terms.にチェックを入れてSaveすれば、一段落。

ファイルをダウンロード

SDUploadをダウンロードします。

fetchserverをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルは解凍してください。
解凍したら、SDUploadフォルダの中にfetchserverをフォルダごと入れてください。


また、fetchserverの中にfetch.pyというファイルがあると思いますが、これを

にあるfetch.py(Sep 2009)と差し替えてください。修正版です。

ファイルを編集する

fetchserverフォルダ内にapp.yamlというファイルがありますね。
それをテキストエディタで開いて、1行目にある

application: your_application_name

のyour_application_nameに当たる部分を、先ほど登録したApplication Identifier(IDとでも呼称しておく)に書き換えてください。

ファイルをアップロードする

SDUploadフォルダがC:¥SDUploadにあるものとします。


コマンドプロントを開いて、

cd C:¥SDUpload

と入力してください。


次に、

SDUpload update fetchServer

と入力してください。
その後、メールアドレスとパスワードを聞かれます。ここで入力するのはGoogle App Engineのものです。*2

これでいろいろログが流れてきますが、止まったらおわりです。

アップロードが正常に終わったかを確認する
  • http://(ID).appspot.com/fetch.py

にアクセスしてください。
「已经在工作了」と表示されれば、成功です。

プロクシを設定する

GAppProxy-1.0.0beta.exeをダウンロードしてください。なお、拡張子はexeですがこのファイルは7zで圧縮されたアーカイブです。
解凍後、フォルダの中にあるgui.exeを起動してください。
起動後、Use FetchServerにチェックを入れ右のフォームに

  • http://(ID).appspot.com/fetch.py

を入力し、Saveボタンをクリックしてください。

SaveしたあとQuitをクリックし、もう一度gui.exeを起動してください。
Statusをクリックして「Proxy is running!」と表示されれば成功です。


あとは、ブラウザの設定でHTTPプロクシ127.0.0.1、ポートに8000を入力すれば完了です。
なおGAppProxyはHTTPSにも対応しているので、HTTPSにも同様に設定をしておけばいいでしょう。

注意事項

Google App Engineの無料割り当ての転送量は1GB/dayなので、動画サイトを閲覧したりFlashを閲覧したりといったブラウジングをしてしまうとあっという間に使えなくなってしまいます。その回避策として、AutoProxyという対GFW用の自動プロクシ接続拡張を導入することで、ある程度余裕を持たせることが出来ます。

関連リンク

  • 以下は中国語で書かれたサイトですが、英語が読める方は翻訳サイトで"中国語→英語"に変換するとすんなり読めるようになります。ちょっと文脈がおかしなところがあったりもしますが。
  • 用 Gappproxy观看YouTube视频(中国語)
    • 現行GAppProxyではYouTubeが見られないのですが、その克服方法。
    • gui.exeではなくPythonを使います。
  • Linuxでの導入方法(中国語)
  • wallproxy
    • PHP版GAppProxy
    • YouTubeが見られる点、こっちのほうがよさげ。
    • 使い方は.pyだったのがphpになっただけなので、以上の通りでできるはず。

*1:Windowsでもできると思うけど。

*2:なお、パスワードは入力すると画面中にはなんら反映されていないように見えますが、ちゃんと入力されています。

AutoProxy導入方法。

AutoProxyとは?

GFWによって閲覧制限されたサイトに対して、自動的にプロクシに切り替えて接続するための拡張。
GAppProxyと併用することで効果を発揮する。

まえがき

このエントリはGAppProxyを導入していることを前提としています。

Firefoxでの導入方法

Firefoxは以下のアドオンを入れる。

再起動後、こんなウィンドウが表示されるので、リストを選択した後デフォルトをGAppProxyに変更する。
f:id:amatanoyo:20100411143531p:image


これで設定完了。
あとはステータスバー右に"福"というアイコンが表示されるので、そこから適宜リストを編集してください。

Google Chromeでの導入方法

Google Chromeでも使えます。
まず、Proxy Switchy!という拡張をインストールします。
インストール後、アドレスバー右に地球アイコンが表示されるのでそこをクリックし、Optionsを選択します。
すると、こんな画面が表示されます。
f:id:amatanoyo:20100411143955p:image:medium
まず、Profile NameにGAppProxyとでも入れましょう。
次に、HTTP Proxyの欄に127.0.0.1を入れ、Portに8000と入力します。
その下に、Use the same proxy server for all protocolsにチェックを入れてください。
ここでいったんSaveしましょう。


今度は、Switch Rulesというタブをクリックしてください。
Online Rule Listにチェックを入れ、Rule List URLに以下のURLを入れます。

  • http://autoproxy-gfwlist.googlecode.com/svn/trunk/gfwlist.txt

Reload EveryはEverydayにしましょう。
AutoProxy Compatible Listにチェックを入れ、Saveしたら完了です。


あとは、地球アイコンをクリックして"GAppProxy"を選択すればGoogle ChromeでAutoProxyを使うことが出来ます。

自動プロクシ設定を使う。

pacファイルを使えばInternet ExplorerOperaでも使うことが出来ます。
以下のアドレスにアクセスし、获取PAC地址GAppProxyを選択後、获取PAC地址をクリックします。

すると、次のURLに飛べといわれるので、そこへアクセスします。*1

そうすればautoproxy.pacというファイルがダウンロードできるので、どこかに保存して、ブラウザでこのファイルを選択すれば、おしまい。
Operaで使う場合は127.0.0.1:8080に指定した上で使ってください。

注意事項

pacファイルは定期的に更新しないといけないと思いまが、
新しく追加されたサイトを見ることがなければ、そこまで意味はないのかもしれません。

*1:最初からこっちにアクセスしたらよかったんじゃ、とか言わないでください。

MediaWikiの検索をマシにする。

Opera Wikiには導入済み。
MediaWikiの日本語検索はダメダメっていうことで、それをマシなものにするExtension:BruteSearchというのがあります。
詳細はこちら。

WikipediaはExtension:Lucene-search +Extension:MWSearch(Luceneベース)を使っているので、検索はちゃんとしていると思います。